戦争反対

morris76ers2004-09-13

久しぶりに映画館に映画見に行ってきました。
見たのはイングリッシュペイシェントとコールドマウンテンの二本立て。
二本ともアンソニー・ミンゲラって監督の作品でテーマは戦争とそれに翻弄される「大人の」恋愛って感じでしょうか?
イングリッシュペイシェントは要するに不倫な関係、コールドマウンテンは主人公の二人はピュアな感じではありますが周りが戦争で欲望剥きだしな感じ(レイプ、逆レイプあり)でお子様お断り(R15)な感じです。
個別に見ていくと

イングリッシュペイシェントは個人的にはイマイチ感たっぷりでした。
私は映画にぶっとい話の柱を求めてしまう性質なので、全ての登場人物がなんらかの関わりを持っていて、最終的には張った伏線は本線につながってオーってなるのが好きなわけですよ。この映画はちゃんとつながってます。しかしいかんせん長くて長くて、あの人必要なの?編集し忘れてない?メリハリつけてくれよって思ってしまいました。まあ要するに俺がアマチャンなんですな。映画に対するキャパが小さい俺が悪いんだろうな。
ただこの映画の映像はトビキリ綺麗です!!砂漠の映し方や飛行機の撮りかたアラブ系の人の幻想的な雰囲気、主人公は貴族階級なので砂漠探検とはいえ洋服もお洒落な感じで画面からほとばしる雰囲気はいい感じで名画的な貫禄があります。
人生経験豊富な初老のお金持ちが昼下がりにバーボン片手にデカイ犬の毛をなでながらホームシアターで見るでもなく見ないでもなくゆるりと見るのが一番良いのではないでしょうか?

オイラはコールドマウンテンの方が好きです。
コールドマウンテンはいいところを上げるとジュードロウがイケメン(しかし今日図書館であっちの雑誌見たらジュードロウの演技に深みがないのが唯一減点ポイントって書いてありました、またしても通になれない俺・・・。でもああいいう男の役なんじゃないの?)ニコールキッドマンが綺麗(年齢不詳)、レニーゼルヴィガーが長靴下のピッピ的な役柄で愉快(綾戸智絵的でもある)、音楽歌ったりご近所付き合いしたりとか畑仕事とか娯楽的な要素がある。凄くリアルな戦闘シーンが見れる。痛快な銃撃戦。欲望丸出しな人間の本能が映し出される衝撃的シーンがある。近年稀にみる美男美女のラブシーンが見れる。
とまあ上げるとかなりいいとこいっぱいです。昨日は最初にイングリッシュペイシェント見たため疲れていて純粋に楽しめなかったけど。今思いだすと結構良い映画だったかもしれない。
この映画は、戦争と平和、男と女、人間の醜いとこ美しいとこ、道徳と本能、美しいSEX汚いSEX、エンターテイメントと重たいメッセージ、二律背反と思われるテーマを見事に描ききったかなり名作だったかもしれない。もう一回見直してみたいです。
しかしジュードロウってイケメンなのにイマイチスターダムに乗り切れないのはなぜ?うちら日本人には判断できないけどネイティブの耳にはセリフが棒読みだったりするのかなぁ?謎、謎、謎・・・・。