AXIS
プロトタイプ2004
デザインがコンセプト丸出しな愛すべきプロトタイプ達
陽の目をみることなくお蔵入りされた試作品の数々を、写真と用途など短い説明文で見せる企画。製品化しろぉ!!超カッコ良いものや、コンセプトからしたちゃちいもの(コマイもの)やら、一発芸的で一回触ればいいじゃん的なものやらいろいろで、ページを見るたんびに、もうここにあるのは製品化されて世に登場するいわば「未来」のない捨てられたものたちなんですが、逆に強烈な「未来」を感じてしまう不思議な感覚に陥ります。
昔、60年代から70年代あたり(?)、未来を夢見てへんてこりんなスペーシー(宇宙ロケットみたい)なデザインが流行った時期がありましたよね?レトロフューチャーってやつですか?椅子もお腹冷えそうだし座ってて滑りおちそうな感じでさらに無駄にデカくて使いづらそうだし、車とかだと今の技術だと空力むちゃくちゃだったりするわけですよ、幹線よりも早い動く歩道って危なすぎるから無理って明らかでしょ?でもあの頃って夢がありますよね?今の人よりも宇宙旅行に対して現実味があったような気がするし、今宇宙旅行会社作りますって言っても銀行は十中八九お金貸してくれないでしょ?
このプロタイプ達は予算や技術的な問題など現実的なことはさておき、みんなで夢をスケッチしてさらに粘土で作って、さらには完成品作ってみようぜって、純粋な夢(=未来)の形そのまんまなんですよ。わーいいなぁ、欲しいなぁって少年時代の純粋な気持ちになれます。
最近は技術が発展してきて、そんなかつての夢も夢じゃなくなってる物も多々ありますよね?携帯電話しかり、タッチパネルしかり、プラズマテレビしかりで、宇宙旅行もvirginの社長のRichard Bransonやら(ほりえもんもやりたいらしいし)が金出したりして、今またちょっと近い未来になってきたっぽいし。あとちょっとのところまで出来てるプロトタイプたちにはもうひとふんばりして世に出てきてほしいです。