バカの壁

morris76ers2004-04-25

バカの壁」超えた「死の壁」 新書売れ行き1位

 養老孟司さんの大ベストセラー「バカの壁」(新潮新書)が、23日発表された大手出版取次会社「日販」の週間ベストセラー(16〜22日)の新書ノンフィクション部門で2位になり、昨年4月の出版以来約1年間守り続けてきた1位の座をついに明け渡した。もっとも、代わって1位になったのは続編の「死の壁」(同)。同じ養老さんの本による首位交代劇となった。

 「バカの壁」は340万部に達し、新書の最多部数記録を更新中。「1年間にわたる連続1位も異例」(日販)という。しかし、脳死安楽死など死をめぐる現代的な問題を養老さん独自の視点で語った「死の壁」が今月半ばに出版されると、これを上回る売れ行きに。初版は新書では破格に多い20万部だったが、新潮社は早くも7万部の増刷を決めている。 (04/24 08:00)

バカの壁って一年連続1位で340万部ってスゴイな
おっさん市場ってなにげにハマるとデカイよな。中島みゆきの「地上の星」しかり女子十二楽坊しかり。
景気良くするのは団塊の世代だよな、流行のデジタル家電三種の神器、「プラズマ、DVDレコーダー、デジカメ」なんてメインはおっさんだもんな。
高級感あるんだけどとっつき易いものが売れるんだろう。
新書で哲学書なんてまさにそれ、「バカの壁」なんてタイトルもキャッチーだしね、すげーそそる。
BOOKOFFで100円になったら読んでみたいもんだなんて考えるオイラの発想の貧しさや如何ん。

略 歴
昭和12年  神奈川県鎌倉市に生まれる
昭和37年  東京大学医学部卒業
 一年のインターンを経て、解剖学教室に入る
 以後解剖学を専攻
昭和42年  医学博士号修得
昭和56年  東京大学医学部教授に就任
 東京大学総合資料館長、東京大学出版会理事長を兼任
平成 元年  「からだの見方」(筑摩書房)でサントリー学芸賞を受賞
平成 7年  退官
平成 8年  北里大学教授に就任(大学院医療人間科学)
 大正大学客員教授を兼任(人間学原論)
平成10年  東京大学名誉教授

主な著書
「ヒトの見方」「解剖学教室へようこそ」「考える人」「人間科学」(筑摩書房

「形を読む」(培風館

唯脳論」(青土社

「涼しい脳味噌、正続」「臨床読書日記」(文芸春秋社

「脳に映る現代」(毎日新聞社

「カミとヒトの解剖学」「脳が読む」「本が虫」「日本人の身体観の歴史」(法蔵館

「身体の文学史」(新潮社)

「毒にも薬にもなる話」(中央公論社

「ミステリー中毒」(双葉社

「脳と自然と日本」(白日社)

「虫眼とアニ眼」(徳間書店

解剖学って言うと白い巨塔の大内教授を思いだしてしまう発想の貧しさや・・・・。