年金未払い問題

morris76ers2004-04-30

年金関連
http://d.hatena.ne.jp/morris76ers/20040423

 民主党と菅代表が正念場を迎えた。25日の衆院統一3補選で全敗したうえ、廃案をめざした政府の年金改革関連法案は28日、衆院の委員会で可決。しかも、菅代表に国民年金未加入の時期があったことまで発覚した。7月の参院選に向け、後半国会で態勢をどう整え、反転攻勢をかけていくのか。党の看板だった菅氏の求心力低下は避けられない。

 29日、東京・代々木で開かれた連合のメーデー中央大会。菅氏の来賓あいさつは未加入問題への釈明が中心。会場から「言い訳するな」「頭をまるめろ」といったヤジが飛ぶなか、菅氏は「野党第一党党首の私のことについて心配や迷惑をかけているが、説明するべきところはきちんと説明させていただくので、どうかご理解を」と締めくくった。

 今国会で民主党は、古賀潤一郎衆院議員(除名)の学歴詐称疑惑、佐藤観樹衆院議員(同)の秘書給与詐欺事件と不祥事続きで、昨秋の総選挙での躍進を国会対決に生かし切れない。そのなかで年金問題は、小泉首相の「一元化発言」を受けて「総選挙の政権公約に違反する」と追及し、政府・与党との違いをアピールできる参院選に向けた数少ない争点だったはずだ。

 党内には、政府側も中川経産相ら3人に加え、28日に福田官房長官ら4人の未納・未加入が明るみに出たことから、政府・与党と民主党の「相打ち」との見方もあるが、そもそも民主党はクリーンイメージが売り。菅氏自ら追及の急先鋒(きゅうせんぽう)だっただけに「民主党の方が打撃が大きい」(若手議員)。

 このため執行部は、信頼回復に躍起だ。岡田克也幹事長は29日、甲府市での記者会見で参院選の立候補予定者に年金加入状況を調べさせる考えを表明した。だが、党内の一部からは菅氏の責任論が浮上。旧民社系の米沢隆衆院議員は29日、宮崎市メーデー会場でのあいさつで「7人の閣僚、おまけに菅氏も未納者だった。こういう者はみんなクビにしなくてはならない」と語った。

 ただ、すぐさま菅氏の進退に結びつく可能性は今のところ少ない。現在の党執行部は、小沢一郎代表代行や鳩山由紀夫前代表らベテラン組と、野田佳彦国会対策委員長枝野幸男政調会長前原誠司「次の内閣」外相ら中堅・若手グループのバランスの上に成り立っている。はっきりとした「ポスト菅」は不在で、参院選前に菅氏の代表辞任となると微妙なバランスが崩れ、混乱に陥りかねないためだ。

 それでも9月の代表選の行方が分からなくなってきたのは事実だ。これまで党内の大勢は「参院選で、ある程度議席を伸ばせば菅氏の続投」だったが、菅氏に課されるハードルが高くなる可能性がある。

左寄りな朝日新聞もサジを投げてしまいますた。

「鳩山よ、お前もか」と言われてしまいますが、私も国民年金の未払い期間がありましたことを深くお詫びします。私が国民年金を払っていなかったことに気づいたのは平成9年でした。確か、その当時の社会保険庁長官にお伺いをし、調査をしていただき、議員になってから国民年金に入っていなかったことが分かりました。それまで私は年金に疎く、教師の時代は厚生年金に自動的に入っていましたし、議員になってからも、議員年金の保険料が自動的に引き落とされていましたので、それで十分なのであろうと思っていたのでした。議員が、議員年金と国民年金の双方に加入しなくてはならないとは、恥ずかしながら、存じなかったのです。申し訳ありません。私の記憶の限りでは、市からは国民年金の加入に関して、要請も催促も督促もなかったように思います。それで、私は支払いの義務を果たしていないとは全く思っていなかったのです。平成9年に気づいたときに、未払い期間の全額を支払いたいと申したのですが、2年前までしか遡って支払えないとのことで、そのようにいたしました。悪意では全くなかったのですが、うっかりしていましたこと、本当に申し訳ありません。未払い部分に関して、2年前までしか遡れないようではありますが、何らか国庫に未払い分を収める手立てはないものかいま模索しているところです。終身雇用制度が普通の生き方であった今までは、このような制度で間に合ってきたのかもしれませんが、これからは、私のようにいくつも仕事を変えていく人たちがますます増えてくるでしょう。国が一人一人の仕事を追いかけることは不可能に近いと思いますから、職業を変えても制度が変らない一元化の年金制度にするべきではないかと、自らの反省を込めて、制度の変更の必要性をあえて申し上げます。

鳩山さんも払っていなかったみたい。
野党なんだから現行の制度がおかしいって感じのロジックは使えそうだけど、逆キレ感は否めないよねぇー。義務は果たしたうえで制度がおかしいと唱えた方が説得力はあるからな。