パリの灯は遠く

赤狩りアメリカを追われたジョセフ・ロージー監督、晩年の力作。1942年、ドイツ軍に占領されたフランスで美術商を営むロベールは、同姓同名のユダヤ人と間違われてしまう。自力でもう一人のロベールを探し出すが、彼はすでに検挙されていた。ユダヤ人弾圧運動の脅威と戦う男をアラン・ドロンが熱演した社会派サスペンス。
(原題:MR.KLEIN)
〔製作〕ラルフ・ボーム
〔監督〕ジョセフ・ロージー
〔脚本〕フランコ・ソリナス
〔撮影〕ジェリー・フィッシャー
〔音楽〕エジスト・マッキ、ピエール・ポルト
〔出演〕アラン・ドロンジャンヌ・モロー
    ミシェル・ロンダール
    ジュリエット・ベルト ほか
(1976年・イタリア/フランス合作)
〔フランス語/字幕スーパー/カラー〕

この映画はつまらんかった。つまらんって言うのは言いたいことが全然伝わってこないってことです。
言いたいことは、同姓同名のユダヤ人に身代わりにされたことを主人公が追求するサスペンスなのか、それともユダヤ人虐殺についての悲劇を訴えたいのか?はたまたその両方なのか?
とにかく、話の持って行き方がへたくそで駄目です。駄目な小学生が書いた作文みたいに、結局何が言いたかっのか?がはっきりしてないわけです。
小学生の頃400字詰め作文用紙5枚という課題をとりあえず終わらすために。いらんエピソードを盛り込んだり、語尾を変な敬語使ったりした、本筋とは違う「努力」を費やした作文を、提出前に読み返してみて、俺の書く文章ってスゲー馬鹿っぽいなぁって苦笑したのを思いだしました。(今の文章も馬鹿ですけど・・・。)
ってことで見るだけ時間の無駄な映画です。
2枚目の代名詞のアランドロンですけど、スーツ姿がかっちょ良かったっす。目も綺麗だし、でその綺麗な目なんですけど、最近いじった森進一やジャパネット高田さんっぽい目なんです。ジャパネットや森進一はアランドロン目指してあの目にしたんだなぁなんて一人で納得してしまいました。さすが2枚目の代名詞アランドロン!!そんなアランドロン初体験ですた。
ところで、ユダヤ人ってなんであんなに迫害受けるんですか?ナチスの迫害は直接的には、医者や弁護士、金融系のお仕事(ユダヤ人ってスゴイよなぁ)をしているから資産家が多くてそれを没収するためだったなんて聞いたことあるんですけど、迫害の大儀名分ってあるでしょう?それって何なんですかねぇ?キリストを十字架にかけたのがユダヤ教徒だったから?でもマリア様が祈っていた神様はユダヤ教の神様ですよ、だって生まれる前にキリストはいないですから、キリスト教ユダヤ教の亜流みたいなもんだから迫害するのもおかしいと思うんだけど。近親憎悪みたいなもんなのかね?キリストの十字架にかけられるまえの話を題材としたパッションって映画が最近やってるらしいけど見ればちょっとはわかるかね?