バッファロー’66

最近夜寝る前にBS2の映画を見てる漏れ、結構チョイスが良くてなかなか楽しめます。レンタルビデオ屋だと素通りして一生見ないような映画に出会えたりして人生変わっちゃうかも?なんて大げさ過ぎか。
こないだ初めてみたスティーブマックイーンとか多分一生知らないで終わったかもしれないしな。マッチョ好きは要チェケラッチョですよ。ブラピよかカッコ良いかも?ってかブラピはこの人目指してんのかも?だから漏れもこの人リスペクトしておきます。親の世代との共通の会話がもてたりするかもしれないし昔のスターを掘り起こせるのは良いかも?ちなみに今週からはアランドロン特集らしいっす。
まあ脱線気味の前置きはこの辺にして、バッファロー66の感想です。

俳優、モデル、ミュージシャン、バイク・レーサーなど様々な顔を持ち、マルチな才能を発揮するヴィンセント・ギャロの監督デビュー作。5年の刑期を終えて出獄したビリーは、結婚したので妻を連れて帰ると故郷の両親に大嘘をつく。行きずりの女レイラに妻のフリをするよう強要し、無理やり連れて帰るが・・・。ギャロの自伝的要素の濃い、孤独で不器用な男の異色ラブ・ストーリー
(原題:BUFFALO '66)
〔製作〕クリス・ハンレイ
〔監督・脚本・音楽〕ヴィンセント・ギャロ
〔脚本〕アリソン・バグナル
〔撮影〕ランス・アコード
〔出演〕ヴィンセント・ギャロクリスティーナ・リッチ
    アンジェリカ・ヒューストン ほか
(1998年・アメリカ)
〔英語/字幕スーパー/カラー〕

ビンセントギャロは俺が大学の時に流行ったなぁ〜。トレインスポッティングとかの時期だよね。アンダーワールドは我が青春かも?クラブでゲイになぜかモテモテだったあの日。逆ナン(順ナン?)されて良くお酒おごってもらったりしました。操は守り抜きましたわよ当然。
俺の中ではこの人=グンゼのブリーフなんだよね。
グンゼのブリーフってあのグンゼのブリーフですよ。修学旅行とかに穿いてくるとちょっといじめられちゃうあれです。買ってこないでって言ってもお母さんがジャスコで買ってきちゃうあれです。20歳以上で穿いてたら童貞認定されちゃうあのグンゼのブリーフです。
この人はとにかくグンゼのブリーフを愛してるらしい。日本に来た時もグンゼのブリーフ買い占めてたそうな。日本はグンゼあるから最高だよとか言ってたし、おいおい日本=グンゼのブリーフかよ?
確かに桜(チェリー)は日本の象徴ですけど。まあいいや日本のこと愛してさくらんぼなら。
ってわけで、お洒落キャラとは俺の頭の中ではどうしても考えられないビンセントギャロさん。
でヒロインのクリスティーナ・リッチはアダムスファミリーの娘役の人です。(アダムスファミリーは確かお父さん役が死んじゃってもう作れないらしい。)ホンダのCMで使ってたから知名度高いよね。強烈なイメージだしね。

でストーリーを言うとビンセントギャロがとにかく馬鹿なんです。日本で言うとDQNなんです。暴力的なのは不器用で純粋だからなんですってやつですね。馬鹿過ぎて馬鹿過ぎて本当にしょうもないんです。その描き方が上手いんです。こんな上手い描き方に感動したよ俺は、単なる雰囲気だけのお洒落映画だと思ってたから。
でヒロインはムッチリ肉感的でエロティックなんです。で馬鹿な主人公に惚れてしまう馬鹿な女なんです。本当にただの馬鹿だよコイツやめなよって思うんだけど惚れるんです。本当にあなたはハンサムだし、やさしい人って。いわゆるやさしい言葉なんて使われたことはないんですよ。でも惚れちゃうんです。不思議ですねぇ男と女は。
実際やさしい奴なんだと思います。でも表現が不器用なんですけどねぇ結構やさしいとこあるんですよ。おっと俺もこの馬鹿な主人公の魅力に落ちそうだ。

とにかくここ見た人に見て欲しいのでこれ以上詳細は書きませんが、良い映画ですよ。レンタル代の価値はあります。一風変わったラブストーリーを楽しんで欲しいです。
映像もカラー写真が出始めた頃の写真を見るかのような退色感が雰囲気あって良いです。音楽も雰囲気にあってるし。
見て損はない映画ですよ。ヒマならどーぞ