世にも怪奇な物語

エドガー・アラン・ポーの短編集の中から、3人の鬼才がそれぞれ一編ずつ選んで中世・近代・現代を舞台に描いた怪奇幻想の世界。第1話はジェーン&ピーター・フォンダ主演で「メッチェンゲルシュタイン」、第2話はアラン・ドロンブリジット・バルドー主演で「ウィリアム・ウィルソン」、そして第3話の「悪魔の首飾り」はテレンス・スタンプ主演でポーの知られざる同名小説を映画化した豪華オムニバス大作。
(原題:HISTOIRES EXTRAORDINAIRES)
〔製作〕レイモン・イーガー
〔監督・脚本〕ロジェ・ヴァディムルイ・マルフェデリコ・フェリーニ
〔原作〕エドガー・アラン・ポー
〔脚本〕パスカル・カズン、ダニエル・ブーランジェ
    クレマン・ビドル・ウッド
    ベルナルディーノ・ザッポーニ
〔撮影〕クロード・ルノワール
    トニーノ・デッリ・コッリ
    ジュゼッペ・ロトゥンノ
〔音楽〕ジャン・プロドロミデ
    ディエゴ・マッソン、ニーノ・ロータ
〔出演〕ジェーン・フォンダピーター・フォンダ
    アラン・ドロンブリジット・バルドー
    テレンス・スタンプ ほか
(1967年・フランス/イタリア合作)
〔英語・フランス語/字幕スーパー/カラー〕

江戸川乱歩も崇拝してて名前を当て字でペンネームにしちゃったくらい有名なエドガー・アラン・ポーさん。彼の短編を原作に3本セットのオムニバス方式で見せちゃおうって映画らしい。監督も結構有名な人らしいけど、なんと言ってもキャストが豪華!!時代を象徴する美男美女が揃っております。
第一部のジェーンフォンダがめちゃくちゃ綺麗!!相手役の美男ピーターフォンダはなんと弟、そしてこの人のお父さんはヘンリー・フォンダだそうです「12人の怒れる男」の演技は凄かったっす。んで話をジェーンフォンダのかわいさに戻しますと、舞台は中世ってことになっておりますが、その服装とかがめちゃくちゃお洒落なんですよ。スーパーブランドが中世をテーマにコレクションを作ってみました、って感じなんです。67年に作られた映画なので当時の流行のゴージャスな巻き髪とブーツにミニスカートってのが本当に可愛いんですよ。それをまとうジェーンフォンダのキュートさもあいまって、ワンシーンワンシーンがそのままブランドの広告になってしまいそうな感じです。馬だからエルメスですかねぇ、そういや劇中に豪華なタペストリーが出てくるんですけどそのままエルメスでスカーフとして売ってもなんの違和感もないです。
話は子供向け絵本みたいな感じでなんも面白くないんですけど、画面からほとばしるお洒落感はスゴイです。
第2部はアランドロンとブリジットバルドーが出ております。サイコな感じのお話でアランドロンがかっこよいし、ブリジットバルドーが美しいです。なんかこの辺からうとうとしてて話を把握しておりませぬ。
第三部はネット上に転がっているレビューを見ると一番面白いらしいです。この三篇の中で最高の出来だとか、第三部も1割くらいしか見れてないんです。つまんなかったからじゃなくて眠かったからです。
途中で寝たりしてまともに見てるのは第一部だけなんですけど、他の人のレビュー見ると第一部、第二部、第三部と回が進むごとに面白くなるらしいいので、寝てしまっておしいことをしたなぁと悔やんでおります。

ジェーン・フォンダ Jane Fonda 
■本名はJane Seymour Fonda。父は名優の故ヘンリー・フォンダ。弟はピーター・フォンダ。12歳の時母がヘンリーの浮気を苦にして自殺。しかしその3ヵ月後に後妻を迎えた父に反発し、以降その関係は時代を追うごとに悪化の一途を辿っていく。ヴェッサー女子大へ入学し、画家を目指してパリへ留学。帰国後次第に女優を志すようになり、59年、モデルとして「ヴォーグ」誌のカバー・ガールなどをしながらアクターズ・スタジオで演技を学ぶ。60年「のっぽ物語」の端役で映画デビュー。しかし父の影を嫌い64年、「危険がいっぱい」の出演を期にフランスに渡る。この時共演したドロンの紹介でロジェ・ヴァディム監督と知り合い65年結婚。68年には一女を出産し「バーバレラ」など、セクシー路線への転向にも成功した。だが時代はベトナム戦争混迷期に差し掛かり、彼女も次第に政治活動に身を投じるようになって70年にヴァディムと別居。アメリカに帰国してハノイに乗り込み記録写真を発表したり、ドナルド・サザーランドと共に反戦劇団を結成したりしてニクソン大統領のブラック・リストの載るなど、反戦、反体制、ウーマン・リブの闘士として活躍。この頃からの出演作は彼女の心情が色濃く反映された作品が多く、69年の「ひとりぼっちの青春」のアカデミー主演賞ノミネートに続き、71年には「コールガール」でオスカーを受賞している。73年、ヴァディムと正式離婚後、学生運動の元リーダーで“シカゴ・セブン”の指導者、トム・ヘイドンと結婚。以降は夫のバック・アップと映画出演を両立させ、78年には「帰郷」で2度目のオスカーを受賞。同年、それまで不仲だった父との関係修復を図るべく「黄昏」で父と共演。舞台裏では作品同様、父娘の葛藤があったと言われている。90年ヘイドン氏と離婚。その後ワーク・アウト・スタジオを設立し、発売したビデオは大ヒットとなった。91年にはメディア王、テッド・ターナーと結婚して話題を呼んだが、00年に別居を経て01年離婚して引退宣言した。04年、いくつかの作品で本格的な女優復帰が噂され、再びその動向に注目が集まっている。

女の憧れる女ってやつなんですかねぇ。ずば抜けた美貌と才能で思い描くがままに生きて、何をやっても成功してませんか?自由に生きてる人に対して社会は型にはめようとしますけど(この人の場合はアメリカ政府!!)この人はそんな反発ややっかみなんておかまいなしなのかもしれませんなぁ。ある年齢を超えると顔に生き様が出てくるじゃないですか、最近の顔をネットで見ましたけど良い人生送ってきたんだなぁってのが顔に出てました。
なんか猫っぽい人ですね、名前忘れたけど大英博物館にあるエジプトから持ってきた猫の像みたいな感じ。猫のようにきまぐれで自由に生きたいもんですな。